🚚日野自動車-2024年度決算

1. 概要

売上高: 1兆6,972億円(前年比 +11.9%)
💰 営業利益: 575億円(前年比 +656億円で黒字転換)
📈 営業利益率: 3.4%(前年比 +3.9pts)
🚚 グローバル販売台数: 12.5万台(前年▲4.0%)
🏆 当期純損失: ▲2,178億円(前年 +171億円から赤字転落)

💡 評価:
✅ 円安とトヨタ向け車両増で営業黒字を回復。
🔧 A09C大型エンジン車の出荷再開が国内販売を押上げ。
⚖️ 認証関連費用・訴訟和解金が最終赤字を拡大。

2. 2026年3月期(25年度)業績予想

📊 売上高: 1兆5,000億円(前年比 ▲11.6%)
💰 営業利益: 400億円(前年比 ▲30.4%)
🏆 当期純利益: 200億円(前年▲2,178億円から黒字化見通し)
🎯 前提販売台数: 11.5万台(国内3.7万台・海外7.8万台)

💡 評価:
🚀 トヨタ向けSUV・ユニットの需要継続が収益を下支え。
🔄 認証関連損失の新規発生を見込まないことで黒字化を計画。
📈 コスト改善・価格改定で為替や原材料高を吸収へ。

3. 事業セグメント別の動向

(1) 日本

🏯 売上高: 1兆1,729億円(+14.3%)
💰 営業利益: 284億円(黒字転換)
🚚 国内大型トラックの供給正常化と円安が寄与。

(2) アジア

🌏 売上高: 4,246億円(▲8.0%)
💰 営業利益: 246億円(▲22.9%)
📉 タイ・インドネシアの市場低迷で台数減。価格改善で一部補完。

(3) その他地域

🗺️ 売上高: 3,347億円(+19.7%)
💰 営業利益: 65億円(黒字化)
🚚 北米トラック事業が台数拡大し収益改善。

4. 2026年3月期のリスクと成長要因

🚨 リスク要因
💱 為替円高・原材料コスト上昇による採算圧迫。
🌏 ASEAN市場の景気減速とローン審査厳格化。
⚖️ 海外訴訟・品質費用の想定外増加。

📈 成長要因
🚚 トヨタ向け車両・ユニット販売の継続拡大。
🔩 価格改定と全社コストダウンによる収益性向上。
🌐 大型トラック国内需要の回復とメンテナンス事業拡大。

5. 総合評価

📊 総合評価: やや厳しい
✅ 営業黒字への回復はポジティブ。
⚖️ ただし巨額の最終赤字と販売台数減は重し。
🔮 26期黒字化計画達成がカギとなる。

→ 日野自動車は国内大型車の回復とトヨタ向け需要で営業利益を確保する一方、認証関連損失の尾を引き最終赤字。26期の黒字化達成が信頼回復の試金石となる。

投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。