🚀TDK-2024年度3Q

1. 概要

売上高: 1兆6,705億円(前年比 +3.2%)
💰 営業利益: 2,091億円(前年比 +34.3%)
📈 営業利益率: 12.5%(前年比 +2.9pts)
🏆 親会社所有者帰属四半期利益: 1,609億円(前年比 +34.6%)

💡 評価:
🚀 HDD市場とICT市場の需要回復により増収増益
🔋 小型二次電池が数量増で利益を押し上げ
📉 自動車・産業機器向けは成長鈍化し、受動部品・センサの伸び悩みが課題

2. 2025年3月期通期見通し

📊 売上高: 2兆1,800億円(前年比 +3.6%)
💰 営業利益: 2,200億円(前年比 +27.2%)
📈 営業利益率: 10.1%(前年比 +1.9pts)
🏆 当期純利益: 1,600億円(前年比 +28.3%)
🎯 FCF: 2,000億円(会社計画)
💸 配当: 年間28円(株式分割換算後、据え置き)

💡 評価:
📈 ICT市場の堅調とコスト改善で営業利益目標を維持
🔄 HDD需要の持続と電池原材料価格の低下が追い風
🚨 EV減速と産業機器需要の弱さが下期の懸念材料

3. 事業セグメント別の動向

(1) 受動部品事業

📊 売上高: 4,246億円(前年比 -0.6%)
💰 営業利益: 409億円(前年比 -18.6%)
🔧 自動車・産業機器向けが軟調で減益

(2) センサ応用製品事業

📊 売上高: 1,430億円(前年比 +5.7%)
💰 営業利益: 54億円(前年比 -45.2%)
🧭 ICT向け磁気センサは伸びるも、産業機器向けモーションセンサが低迷

(3) 磁気応用製品事業

📊 売上高: 1,654億円(前年比 +25.0%)
💰 営業利益: 40億円(黒字転換)
💿 HDDヘッド・サスペンションの回復で黒字化

(4) エナジー応用製品事業

📊 売上高: 8,959億円(前年比 +1.4%)
💰 営業利益: 1,967億円(前年比 +26.7%)
🔋 小型二次電池が数量伸長、営業利益率22.0%に改善

4. 2025年3月期のリスクと成長要因

🚨 リスク要因
📉 EV販売減速による磁石・受動部品需要低下
🏭 産業機器向け需要の回復遅延
💹 為替変動と原材料価格変動

📈 成長要因
📱 スマートフォン向け電池・センサの需要拡大
💿 HDD大容量化に伴う部品需要増
🌱 研究開発費増による次世代電池・センサ技術の強化

5. 総合評価

📊 総合評価: 良好
営業利益が過去最高を更新し、収益性が大幅改善
ICT・HDD関連の需要回復が続き、通期ガイダンスを上方修正
⚠️ EV・産業機器向けの弱含みとセンサ事業の課題解決が必要
👀 R&D投資とコスト改善で持続的な成長が期待される

→ TDKはICT向け電池・HDD向け部品の好調を追い風に、利益成長を加速。受動部品・センサの巻き返しとEV向け需要の回復が次のカタリストとなる。

投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行ってください。